兄ちゃんは、小学校2年生から、近くの宮前警察署の道場で剣道を習っております。
週一回木曜日の夕方だけの練習というのは多い方ではありませんが、みんな楽しく稽古に来ているのがいいなあと思います。
学年関係なくいろいろおしゃべりしたり。
さて、剣道をしている子って少ないと思うのですが、これまで眺めてきて、私は小学生の男の子にはなかなかぴったりのスポーツだと思っています。
理由その1
「大きい声を出す」
→ 日常生活で大声ってなかなか出せないので、大きな声を出すのってエネルギーの発散になると思います。
しかも思い切り棒を振り回せるし。(適当に振るわけではありませんが)
理由その2
「痛みがわかる」
→ 剣道は防具はつけていても、かなりまともに打ち合います。
スポーツの中でもかなり痛い部類だと思いますが、痛さを自分で分かっている分、剣道をしている子って、その技?を、面も付けていない他人に向けることってないんですよね。
兄ちゃん、学校でほうきでチャンバラしていたとき、「本当に剣道やってるの?」と友だちに言われたそうですが、まさか竹刀で打ち込むようなことは出来ないよーと。
自分が何かしたとき、相手がどんな痛みを感じるのか、ちゃんと知っておくことは大事だと思うのです。
もちろん想像力を働かせればいいことなのですが、身をもって知ることはなかなか効果的です。
理由その3
「先生が厳しい」
→ 絶対的に怖い存在の先生がいるって、いいことです。
遅刻したりするとがっつり叱られるので、うっかり雪遊びしていて帰宅がとんでもなく遅くなった日、兄ちゃんはかなり深刻な顔で道場に向かいました…。
私が言わなくても、自分で何がまずいのか、よーくわかっているのでありました。ふふふ。
(あ、先生には親もよく説教されます…)
そんなこんなで剣道はじめて4年、最初は体が小さくて、長い竹刀を扱いきれず、うまく振れなかった兄ちゃんも、最近はなんとか扱えるようになってきたのを見て、母も成長を感じるのでありました。
気付けば道着もすっかり小さくなっていたし。
子どもって、どんどん大きくなるなあ。