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責任

国会議員がするべきことってなんだろうな、と思う。

たぶん、

「自己保身」

という人が多かろう。

みなさまのために、精一杯働かせていただきますと、マイクでがなりたてておいて、自分たちの地位の保護と、利益をもたらす団体の保護なのか。

与党の無力さも情けないけれど、野党にも腹が立つ。
ノウハウは持っているだろうに、手も貸さずに、敵が失敗するのを傍で眺めて、それに乗じて政権を奪うことしか考えていない。
この震災のときに野党でラッキーだった、くらいにしか思っていないのだろう。

国を守る責任は、与党にだけあるのではない。

何のための国会なのか。

よりよい方向を導くために、選挙を経て選ばれた人たちの集まりなのではないのか。


内閣不信任決議案を出す、と生き生き語っていた、野党総裁の元気そうな顔を見ていて、
ああ、この人たちは震災対応で苦労なんてしていないんだなあと思った。


私たちは、あきれてるんだよ。


内閣に力がないのはわかってるよ。
だから、みんなで力を出し合って、何とかしてほしいのに。

勢力争いに力を注いでほしいわけではない。


子どものときから、そう習わなかった?

けんかしてないで、力を合わせなさいって。
困っている人がいたら、助けてあげなさいって。
大変なときこそ、みんなで協力してがんばろうって。

不祥事起こした企業もだけど、自分のしてきたことを、失敗しそうな人や立場の弱い人に押し付けて、責任取らせてやめさせて、それでリセットでいいのか?
そういう解決の仕方をするから、反省が生きてこない。

「道徳」の時間にそういうことは習ってこなかったなあ。

まあ、子どもの世界には「責任とってやめたら許される」という構造は存在しないけど。





でも、中には震災翌日から、福島の対策本部に一ヶ月家に帰ることもなく張り付いていた国会議員もいる。
自分たちで避難所に物資を運んだりもしていたたそうだ。
そうしたら、「福島に行っても、一票にもならないのに。」という声が出たたそうだ。
自分たちの代わりに、被災地に行ってくれているとは思えないのか?


国会議員は、地元に利益を誘導する道具ではない。

その地域から選ばれた、国の政治を担う人たちである。
国と国民を守るために働く人たちである。


支えている私たちも、その意識をきちんと持たなくては、と思う。



<参考>
散歩の途中
衆議院議員津川祥吾が日々感じた事をつらつらと綴った日記。
by ts-kabakichi | 2011-06-03 06:08 | 思うこと