今日はどこへ行くの?

kkabakichi.exblog.jp
ブログトップ

瓦屋根とトタン屋根

北海道ではほとんど見ることのない瓦屋根。

羽田から戻る途中の列車の窓から瓦屋根のある風景が見えてきたときに、ああ、戻ってきたなあと思った。

でも、古河のあたりから急にブルーシートをかぶった瓦屋根が目立つようになった。
まだまだ修理は進んでいない。

地震の翌日に、ずれた大屋根の瓦をご自分で直したわが家のお隣さんも、その後雨漏りがするとは聞いていたが、昨日になってクレーン車が来て屋根をブルーシートで養生していた。砂袋も乗せて、これからの台風にも備えられるようなしっかりしたものに。
本格的な修理が必要だけれど、すぐには出来ないのだろう。

雷雨に土砂降り、台風と、屋根の壊れた家はこれから大変だ。

町で一番大きな神社の、これまた倒れた石灯篭もまだそのまま。

日常の風景になりつつあるけれど、たまにはっとさせられる。



えりりんのブログで、札幌市の市民防災センターの入り口に、「don’t forget 3.11」とメッセージが掲げられていたと知ったのだけど、まだ忘れないようにと思うどころか、被害の少なかったこのあたりでも現在進行形なのよね。
半年もたたないのに、札幌はそんな意識なんだ、とちょっとさびしくなった。
こんな言葉自体が、意識の風化をかえって際立たせていることに気づかないのか。



ところで、北海道に瓦屋根が無いのは、雪が降るから。
雪は重いので、家の屋根に乗せたままにするわけには行かず、自然に落ちるようにするのが一番いい。
そのためには、トタン屋根が一番。
瓦では雪も落ちないし、雪ごと瓦が落ちるだろうな。

なお、屋根の上に雪をのせたまま、屋根にあけた排水溝から溶けた分を流す方式の家もある。
「無落雪住宅」とも呼ばれ、屋根雪が隣家の敷地に落ちてしまってに迷惑をかけてしまうような、都市部にある家の工夫でもある。
でも、大雪が降ると、屋根に積もった雪の重みでドアの開け閉めが渋くなったりして、自分でおろさなくてはならない場合も。

話が横道にそれたが、北海道の住宅は冬の寒さへの対応のために、基礎が深く、窓が少なく(断熱のため)、屋根はトタンというのが多い。

これって、実は耐震性が高い住宅でもあるみたい。
基礎が深いことも、開口部が少ないことも、屋根が軽いことも。

北海道は地震が多い割りに家屋の被害が少ないのは、こうした家の作りも影響していると、以前新聞で読んだことがある。



などということを、瓦の修理が進まないブルーシートで養生された家々を見ながら思った。
瓦自体が手に入らないことも、修理が進まない原因らしい。

瓦をすべてはがして、トタンに葺き替えた家は、修理が早かったけど。

伝統的な瓦屋根のほうが夏は涼しいけれど、地震のことを考えると、トタンなどの軽量な屋根ももっと普及してもいいのかな、と思ったりもする。
でも、トタンは台風には弱いのよね…。
[PR]
by ts-kabakichi | 2011-08-08 10:25 | 思うこと