前にもちょっと書きましたが、北海道からの帰りは、商船三井フェリーの「さんふらわあ さっぽろ」に乗りました。
8月23日18時45分 苫小牧出航
翌24日14時 大洗着
というスケジュールです。
来る時は名古屋港からの太平洋フェリーで2泊しているので、1泊だけの船旅はあまり長いという気がしません。かえって、あまりのんびりできないな~、という気分です。
当日、苫小牧は雨。
右が今回乗る「さんふらわあさっぽろ」、左側は北海道に来るときに乗った太平洋フェリーの「きそ」です。
苫小牧は、八戸、新潟、大洗、名古屋などへフェリーが出ているので、なかなかにぎやかでした。
名古屋港は、いつも太平洋フェリーだけがぽつんといるので、いろいろな会社のフェリーが並んでいるのを眺めるのも新鮮でした。
まだ明るい時間に乗り込んだのですが、出航する頃には、もうすっかり暗くなっていました。
後ろにいた「きそ」が遠ざかっていきます。
「きそー、バイバーイ」と、子どもたちと手を振りました。
この写真では暗くて分かりづらいのですが、「きそ」はとてもきれいな船です。
デザインもシンプルで好きなのです。
夜明けです。今回も、運よく部屋の窓から日の出を見ることができました。
と言っても、起きてみたらもうここまで太陽昇ってましたが…。
夜の間は、太平洋沖に熱帯低気圧があったせいか結構ゆれが大きくて、具合が悪くなり早々に寝てしまったのでした。
夜に出発のフェリーの利点はこれだと思います。
たとえ揺れが大きくて、具合悪くなったとしても、寝てしまえばいいのです。
朝になるころには、もう体も慣れています。
学生のときに、小樽から新潟に行くフェリーに乗りましたが、これは午前中出発なので、結構揺れが辛かったのを覚えています。
なるべく、外ですごして、体が慣れるまでを乗り切ったものでした。
息子が気づいたのですが、他の「さんふらわあ」がすれ違っていきました。
太平洋フェリーは、兄弟船とすれちがうとき、船内放送でもあらかじめ知らせてくれ、お互いに乗っている人も手を振り合い、船同士もボーッと汽笛を鳴らし、とけっこう派手なパフォーマンス?があります。
それに比べると、「さんふらわあ」はとてもシンプルなすれ違いでした。
なお、朝方左後方に、「きそ」らしき船もいたのですが、いつの間にかいなくなっていました。
仙台に行くので、方向を変えたのでしょうか。
日の出が見られたものの、朝のうちはあまり天気がよくなかったのですが、そのうちに青空に。
外は気持ちいいので私は好きなのですが、子どもたちは、中に入りたがります。
ベンチもおいてあったりして、なかなか過ごしやすいのに…。
なお、この船の航路は珍しい海鳥が多いので、それ目当てに乗る人がいるそうです。
わざわざ、外国から来るひともいるとか。
確かに、太平洋フェリーよりは、陸の近くを航行しているようです。
船内では双眼鏡を無料で貸し出してくれるサービスもあります。
私は、札幌ドームで急遽新庄見たさに買った、ファイターズオリジナルの双眼鏡を持ち込んだので、それで景色眺めて楽しみました。
さて、子どもたちが中に入りたがるのは、このキッズコーナーが狙いなのです。
結構広くて、大人用のソファもあり、ここもいいところでした。
大洗に近づいてきて、船員さんも忙しくなってきたようです。
ところで、太平洋フェリーは、着岸する頃には車に戻らねばならず、自分が降りるところでは、のんびり入港の様子を見ることは出来ません。(なお、途中仙台にも立ち寄るので、苫小牧まで乗る人は、仙台港の様子はじっくり眺めることができます。)
でも、こちらの商船三井のフェリーは、着岸後すぐには下船できず、しばらくしてからご連絡します、とのことで、近づいてくる港を結構ゆっくり見物できました。
太平洋フェリーの場合は、着岸してから割合早くに自家用車を下ろすのですが、こちらは、トラックを下ろしてそれから自家用車…、といった順番のちがいがあるようです。
大洗港に着いた、「さんふらわあ さっぽろ」です。
すっかりいい天気になりました。
船体のオレンジ色の太陽の模様がくっきりと映えますね。
子どもの頃から、室蘭港で見ていたのも同じ模様の船だったし、この太陽のマークもインパクトあるいいデザインですね。
乗り物は、何でも好きです。
船の形も、飛行機も、電車も、それぞれ機能的な形の美しさがありますね。